第45回日本コミュニケーション障害学会学術講演会
会長 小坂 美鶴
(川崎医療福祉大学 リハビリテーション学部 言語聴覚療法学科)
平素より日本コミュニケーション障害学会の活動に対し、格別なるご協力・ご支援を賜り厚く御礼申し上げます。さて、この度、第45回日本コミュニケーション障害学会学術講演会を2019年5月11日(土)・12日(日)に倉敷市松島の川崎医療福祉大学で開催いたします。
本学術集会は2つのテーマをもって開催いたします。一つは『臨床から理論的実証へ』であり、臨床からのたくさんのエビデンスが積み重なって科学となるために皆様からのたくさんの学術発表が集まることを期待しております。もう一つは、『多職種間のコミュニケーション』をテーマに医学や福祉、心理、教育関連などの多職種の仕事の理解につなげていきたいと思っております。そのため、講演は本学の先生方にお願いしました。特別講演は医療福祉学科の諏訪利明先生の『ASDのコミュニケーション支援―TEACCH Autism Programの視点から』と題し,ご講演いただきます。教育講演は生理学の彦坂和雄先生の『扁桃体とコミュニケーション』、言語聴覚士の種村純先生の『成人脳機能損傷におけるコミュニケーション障害の諸相』、臨床心理学科の武井祐子の『子どもの気質的特徴とコミュニケーション―臨床での出会いから研究を通して明らかになったこと』といったタイトルでご講演をいただくことにしております。また、シンポジウムは多職種連携を取り上げ、地域包括ケアや健康診査について様々な立場からの連携について討論していきたいと思います。
5月のさわやかな時期に開催される学会です。晴れの国岡山県の小京都といわれる倉敷での開催です。美観地区の柳が芽吹きだし、アイビーも緑を濃くする時期です。観光の季節でもありますので、どうぞたくさんの方のご参加をお願い申し上げます。